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【映画紹介】『異端者の家』(R15)ネタバレなし紹介|ヒュー・グラントが魅せる不穏な微笑みと、知的な恐怖の111分

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映画『異端者の家』は、かつてロマンティック・コメディの名手として世界中を虜にした、英国の名優ヒュー・グラント主演のホラー映画です。
「あのヒュー・グラントがホラー? しかも悪役!?」と思って興味を持ちました。

本作はR15指定となっており、「ちょっと怖そうだな」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、痛々しい表現もありますが、それ以上に「言葉の応酬」が非常に面白い作品となっています。

この記事が、鑑賞を迷っている方に、本作の見どころをお伝えできれば嬉しいです。

※『異端者の家』の劇場公開は終了していますが、各プラットフォームで配信が始まっています。
この記事の最後に配信情報を紹介しています。

目次

映画『異端者の家』基本情報|監督・キャスト・上映時間

『異端者の家』(2024年/日本公開2025年4月25日/アメリカ・カナダ)
監督・脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
キャスト:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト、ほか
上映時間:1時間51分(111分)
配給:A24

→映画『異端者の家』の公式サイトはこちら

『異端者の家』あらすじ|甘いパイの香りが、恐怖の始まりだった

モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の布教活動をしている2人の若い女性、シスター・バーンズ(ソフィー・サッチャー)とシスター・パクストン(クロエ・イースト)は、訪問先リストに載っていた、森に囲まれた一軒家を訪れる。

ドアを開けて出迎えてくれたのは、初老の男性リード(ヒュー・グラント)。
にこやかで穏やかな笑みを浮かべている彼を前にして、まだ一人も改宗できていない(布教しても、信者になってもらえていない)シスター・パクストンは、布教の際に伝えているマニュアルのような勧誘の言葉をまくしたててしまう。

そんなシスター・パクストンにも嫌な顔をせず、家の中でもっと詳しい話を聞きたい、と言うリードに、2人は躊躇するそぶりを見せる。
たとえ布教のためであっても、自分と同性の住人が存在せず異性しかいない場合は、家に入ることはできないという決まりになっているのだ。

そのことを説明すると、「妻は今パイを焼いていて手が離せないから(玄関に)出てこれないが、じきにパイも焼きあがる。よければ一緒にパイを食べながら、妻と私に話を聞かせてもらえないか」とリードはにこやかに告げる。

そういうことなら、と2人は家の中に入ることを承諾し、リビング(応接室)へ案内される。
ブルーベリーパイの香りが漂ってくる中、ローテーブルを挟んで向き合ったリードと2人のシスターは、モルモン教の教義についての話を始めるが……

映画『異端者の家』ネタバレなし感想|宗教談義が「知的好奇心」を刺激する

この映画の内容を一言で表現すると、「宗教と信仰に対する問いかけが延々と続く」会話劇です。

普段の生活で宗教をあまり意識しない日本人からすると、「宗教と信仰の話」が、その哲学的な内容が“怖い知的ゲーム”や“論理パズル”みたいな感じで、すごく面白いんです。

会話が進んでいくことで、状況がどんどん悪化していく。
悪化した状況下で、会話の展開もどんどん緊迫していく。
だけど、話している内容自体は、非常に興味深い。

状況が悪化していくにつれ、会話の内容が研ぎ澄まされていくというか、より本質に近づいていくというか、深まっていきます。

高まる緊張感と、先の読めない会話の展開。
何か良くないことが起こる予感にドキドキしながら、彼らの会話の行方を見守ってみてください。

ここがすごかった!『異端者の家』3つのみどころ

ヒュー・グラントの「得体の知れない」新境地

『ノッティングヒルの恋人』や『ラブ・アクチュアリー』で、ロマンティック・コメディの名手として名を馳せたヒュー・グラントが、ホラー映画の主演をする。
それらの作品で見せてくれた、優しそうな素敵な微笑みが、この映画では「得体の知れない不穏さ」を感じさせる。

その演技の幅がすごいです。

あと、会話劇なので、すごくたくさんの台詞を喋っています。
ヒュー・グラントの演技や長台詞を楽しみたい人にはおすすめです。

密閉された空間で展開する「舞台劇」のような緊張感

主な登場人物が3人で、場所も基本的に家の中だけという、ワンシチュエーションものであるところもよかったです。

一軒家の中という、舞台になる場所が限定されているところが、すごく小劇場での演劇っぽくて、舞台劇を見ているような感じで楽しめました。

英国俳優というと、舞台劇を連想しますよね。
ワンシチュエーションものであることも相まって、演劇での長台詞を彷彿とさせる会話の応酬を楽しめます。

知識欲を刺激する「宗教に関する談義」

キリスト教の一派であるモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)をメインに据えているので、主にキリスト教の話をしているのですが、キリスト教の歴史だけでなく他の宗教についても、いろいろな話が聞けます。

宗教の捉え方や、話をシンプルにするための例え話が、すごく興味深くて面白いです。

宗教に詳しくなくても、キリスト教のことを何も知らなくても大丈夫。
知識欲が刺激されて、劇中での「例え話」を、他の人に話したくなること請け合いです。

『異端者の家』鑑賞の注意点|R15指定の「痛そうな描写」について

会話の内容がとにかく興味深くて面白かったので、いろんな人に見てほしいなと思っていますが、共感性の高い人にはおすすめしにくいかもしれません。
理由は、「痛そう」だから。

前半の会話劇はともかく、後半の「痛そうな描写」は、共感性の高い人には視聴が難しいだろうなーと感じます。
その描写が、「想像できる痛み」なんですよね。

私はホラー映画が好きなので、そういう描写を見ることに慣れています。
それでも、「ひー、痛そう」って思ったので、他人の痛みを自分が経験したかのように感じてしまう人には、おすすめしにくい感じです。

まとめ|映画『異端者の家』はどんな人におすすめ?

前半は不穏さが少しずつ増していく、興味深い会話劇。
そして後半は、逃げ場のない空間で追い詰められていくサスペンス。

この作品のラストの着地は、個人的に「すごくいいな」と感じるものでした。
ホラーというジャンルや、R15の「痛そう」なイメージだけで敬遠してしまうのは、少しもったいないかもしれません。

知的好奇心が刺激される体験をしてみたい方、そしてヒュー・グラントの「見たことのない顔」を拝んでみたい方は、ぜひこの奇妙な家の扉を叩いてみてください。

映画『異端者の家』配信情報|Amazonプライム・ビデオ、U-NEXTほか

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異端者の家

 

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→【『異端者の家』ネタバレ全開感想と考察】記事はこちら

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